「南京玉すだれ」は認知行動レクリエーション療法に最適!
目次
【高齢者介護施設のレクリエーション・ケアとして導入】
最近、当市でも専門の教室が開設され
「南京玉すだれ」熱が高まっています。
主宰「北九州福祉レクリエーション研究会」で、
当時、会員さんの発案で、介護施設利用者の楽しみ支援活動として、
26数年前より導入し、支援援助の研修をしております。
手先の稼働が中高年齢になると衰えてきます。
右効きの人は、左手の動きがいつの間にか反応が鈍くなっていて、、、
右脳の運動野の機能低下が起こっており、
特に指先機能の低下が顕著になります。
左利きの人は、この逆になります。
また、下肢の動きも然りです。
身体を動かすことの好きな人の創作ダンスクラブ
「シャルム・ダンセ」を長年やっておりますが、
平均年齢60代後半になるころから、
この身体機能反応の変化がみられ始めました。
このクラブに1ヶ月に1度行う、
発達障害児とのコラボプログラムで、
参加児童が興味を示したので
昨年より「南京玉すだれ」を導入しています。
高齢者の機能維持と発達障害児の機能向上を視点において、
興味をもたせながら集中力を持続することを大切にして行っています。
また、両手。上肢の動きを同時に行うことで、
高齢者の機能維持と障害児の機能向上の成果を、
皆さまに披露する日をめざして、
笑いの絶えない楽しい時間を過ごしています。
15年前に手解きした方々の演技です。
現在92歳の方も、リズムにのりながら続けていらしゃいます。
演技中は腰の痛みはすっかり忘れています^^
彼女等は、独自にボランティア活動にいそしみ、
昨年は、県民文化祭に出演したとの報告があっております。
【「南京玉すだれ」は日本オリジナルの大道芸】
南京玉すだれは日本で生まれた、
生粋の日本オリジナル大道芸です。
もともとは、富山の旅売り芸人(薬売り)が、
客寄せの為に道端や広場で
演じていたもので、旅芸人は、
投げ銭を貰うのが目的だったようです。
誤解されがちですが、決して、
中国の南京で生まれたものではありません。
もともと南京玉すだれは、
放浪芸人の色々な商売の売り言葉(口上)のなかで、
「唐人阿蘭陀南京無双〔とうじんおらんだなんきんむそう〕の玉すだれ」と呼ばれていました。
当時は、いにしえから唐人、オランダのことばには、
新しい文化の先駆け的感が強く、
また南京は先進都市の代名詞で、
大変モダンな風潮があったので
南京の名前がついたと考えられています。
いつしか無双もなくなり「南京玉すだれ」と
呼ばれるようになりました。
但し、前口上には残っています。
★無双=二つとないこと。並ぶものがないほどすぐれていること。
【起源は「ささら」】
南京玉すだれの発祥の地は、富山県五箇山です。
この地方に伝わる民謡「こきりこ節」の伴奏として、
竹製の板を何枚も紐でくくりつけた「ささら」という楽器を使用していました。
「ささら」という楽器が現在の玉すだれの原型です。平安時代、伴奏に使われていた「ささら」が、独立した芸となり、江戸時代から大道芸として旅芸人によって演じられ、日本各地に大道芸として広く普及しました。
越中五箇山筑子(こきりこ)祭りより
【竹を編みこんで・・・】
数十本の竹が自由自在に伸び縮みができるように
すだれ状に糸で編み込まれたものです。
竹の数は当初36本だったのですが、
その後関東では竹の長さが33センチ(一尺)のものを56本、
関西では29センチの竹を44本使うものが主流になっています。
当方では、33㎝、56本を使用しています。
演じる者だけの支援でなく、
観覧者の脳内活性も図り、会場が一体となって、
愉しむひと時を演出することを目指しています。
見ている人が「私もやってみたいな・・・」と思えるような・・・
「ジャア やってみましょうよ!」となり、
その実践を行っています。
ある市民センターでの動画です。
【災害地支援イベントに参加】
今年は、研修生(初舞台)と共に
被災地支援チャリティーイベントに出演します。
30分間の出演依頼を受けて猛練習。
仕事がら半月未満の者もいます。
会場のみなさんと楽しい時間が過ごせるように、
この1週間が努力の時間!!!です。
成功裏に導けるよう努力して参ります。
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