心を癒すレクリエーションを求めて

目次

【“福祉レクリエーション”に取り組む】

本格的に“福祉レクリエーション”に取り組み始めたのは、

1979 (昭和54) 年9月からのことです。


その年、日本が高齢化社会に向う対策の一つとして、

高齢者(当時は60歳以上)のための

生涯学習教育事業(教養部門・健康部門)

のモデル地区が全国10ヵ所に指定されました

 

北九州市門司区がその一地域に指定され、

その健康部門を不肖私が担当することになったのです。

 

その頃は

病院の待合室が高齢者の社交場と言われていた時代です。

 

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【開講一番の衝撃!】

開講一日目ショックを受けました。

 

当時の高齢者60歳代の健康 (心身共に) 状態にです。

 

また、

今まで修得した“レクリエーション”の援助法では、

通用しないことに気づいたのです。

 

会場まで階段を一歩一歩時間を掛けて上がってこられる方々、

2・3分もすると腰が90度に前傾してしまう方、

体が横に傾くのを何度も何度も姿勢を整える方、

なかなか心の姿勢を崩すことが出来ない方々...

女性の中には着物姿の方もいらっしゃるのですね。

 

急遽プログラム内容を変え、手探りの状態で進行します。

 

この場で恥ずかしい思いをしないような動きを考案したり、

こころのリラックス講話と休憩(トイレ)タイムを取ったりと、

この方々の笑顔に来週も出会えますようにと願いながら、

なんとかその日は切り抜けました。

 

◆心を癒す現場

反省として、

心の準備不足と

従来から

心の中にくすぶっていた考えが湧き上がってきてのです。

 

レクリエーションは

“心を癒すレクリエーション”を

提供する場があっても良いのではないか?

 

正にこの現場がその場ではないか

 

 

◆癒しへの転換

「職場レクリエーション」華やかなりし産物の

“集団レクリエーション”

“輸入レクリエーション財” 等々を

見直す必要が求められる現場に

直面したのです。

 

急遽キウキョ 私は

高齢者の歩んだ人生に添ったプログラムを主眼とし、

東洋医学(養生氣功)・東洋運動等に基づいたレク財

新しい輸入レク財を紹介する等、

3ヵ月間のプログラムを組み変えました。

 

 

【年長者大学&デイ・ケアサービス】

この事業が基となり1991 (平成3) 年まで

老人大学、老人大学院、シルバー大学、シルバー大学院と

12年間講師を務め、

卒業者の集まりのクラブ

“すこやか教室”、養生気功“ヒーリング:健功塾”を主宰して

今日に至っています。

 

中でも最も自己研鑽できたのは、

1994 (平成6) 年から

U内科医院デイ・ケアサービスの“健功教室”~

K病院“癒しへの招待”の

…養生氣功を基盤としたレクリエーション療法…

を担当した15年6ヶ月(2回/月:一時間)です。

 

医師の居る前で

東洋医学の講話と東洋運動 (養生気功) を

レクリエーション的手法(レクリエーション療法:レク・リハビリ)

を加えて行ったことです。

 

デイケア開設3ヵ月でカルテに結果の出ない状態を苦慮し、

院長と看護部長が探し求めて依頼があったのを

私は思い切って受けました。

 

“今まで行ってきたことが

医療の場で通用するのか?いなや?

いやできる‼

そんな思いで臨みました。

 

 

なぜなら21歳の交通事故後の後遺症と

生まれつきの虚弱体質改善を、

養生気功法によって克服し、

現在も一病息災を維持していたからです。

 

例によって

参加者情報の提供されない状態と

約50名の患者様へ東洋医学・養生気功を基にした

“癒しのレクリエーション療法”

施行・展開して行きました。

 

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【デイケアセンターでの取り組み】

U内科医院は、

土地柄 (福岡県遠賀郡水巻町) 炭坑があった所で、

患者様の中に在日韓国の方が7・8人いらして、

の話を通訳し合う風景の中での進行となります。

 

当然、男性は満州・サイパン・東南アジア 等

の戦地からとシベリア抑留者の帰国者。

 

女性も満州・朝鮮・韓国等からの引揚者の方が多く

レク財も国際色豊かに行うことを心掛けます。

 

炭住町で狭い地域での

上下関係がハッキリとした世代を生きてきた方々です。

 

なににもまして

“こころを癒すひと時でありますように”

との願いを込めて患者様と接しました。

 

3ヵ月目に

「結果が出ましたよ!」

看護部長の言葉にほっとしたものです。

 

これには彼女の努力も加わってのことです。

 

 

【“レク・リハ“施行&コンサル】

デイサービスでは、

私が行う隔週一時間で行われた内容が、

毎日のケアプランでどう有効に生かされ

病状の改善につなげるかにかかっています。

 

“結果のでるレクリエーション”が

求められるの現場です。

 

「あァー楽しかった!」

「おもしろいかった!」

だけではいけないのです。

 

当然、

理学療法士・作業療法士も居いる

現場です。

 

教室終了後、

毎日1・2時間のレクチャーを看護部長と持ちました。。。

というより、彼女が帰してくれないのです。

 

どのように改善すれば・・・

患者様のニーズを把握することができるか?

 

地域に開かれたデイケアになるには?

 

レクリエーションの本質を解きながら

具体的な方法を

アドバイスしながら

二人して試行錯誤して行きます。

 

その紡ぎだした

レクリエーション援助法の実際

を彼女は施設内で実行していったのです。

 

部長の熱心な取り組みが功を奏して

希望患者様の欠員待ちを生み、

半年をしない内に

Uデイケアセンターは、

県内のデイケアモデル施設と成長して行きました。

 

その活動を

精神面・資金面で支援したのは

もちろん経営者 (医師) です。

 

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【“癒しのレク・リハ“確立を求めて】

現在、長期療養型医療施設で

癒しのレクリエーション『癒しへの招待』

(2回/月:一時間)行って

います。

 

難病病棟患者様8名:3ヵ月間を終え、

看護計画に上げられている

長期療養病棟、各棟2~3名:病状歴等の情報を頂いて

9年6ヶ月になります。

 

“癒しのリズム・セラピー”は、
養生気功法+音楽回想法+波動法+アロマテラピー

コラボを試みたものです。

 

従来の音楽療法と異なる方法で、

オーディオ、パソコン等の身近になった機材を使って、

楽器が弾けなくとも理論と五感:感性を磨けば

誰でも支援者になれる方法を試みています。

 

それが

癒しのリズムセラピー『芸術音楽療法』です。

 

関連記事
癒しのリズムセラピー『芸術音楽療法』とは
癒しのリズム・セラピー:芸術音楽療法への取り組み

 

まだまだ研究半ばで、

季節の変化や患者様の心の状態を

推し量りながら進めていますが、

何より

患者様の希望に添えるよう努める

ことが肝要かと思います。

 

まだ一度も同じプログラムを行っていません。

 

なぜなら状況がいつも異なるからです。

 

状況の変化に対応できるように

2・3の予備プログラムを常に用意して臨みます。

 

 

【まとめ】

今までの経験から

“心を癒さなければ何も始まらない”

どんなに楽しい時間を過ごしても

後から訪れる空虚感

誰が埋めるのでしょうか

家族?友人?支援者?介護者?

いいえその人、本人です。

 

家族や友人や支援者の言葉掛けや行動に答えようとする

“こころの力・魂力を引き出す”ことこそ

“医療・福祉レクリエーション”

求められる究極のもの

あると考えるのです。

 

養生氣功とレクリエーションは、

生きる命(エネルギー)の再生が目標です。

 

これからも

クライアントも支援者‣介助者・介護者が

“心が癒される過程”

の研究を深め、

精進して参ります

2015・3・12

 

関連記事
芸術音楽療法への取り組み:研究発表

癒しのリズムセラピー『芸術音楽療法』とは

癒しのリズム・セラピー:芸術音楽療法への取り組み

 

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