癒しのリズムセラピー『芸術音楽療法』とは
目次
【癒しのリズムセラピー:芸術音楽療法とは】
Table of Contents
目 的
「癒しのリズムセラピー」とは養生気功法の理論を基盤とし、
音楽:リズムの波動を用いて体内リズムを整え、
免疫力を強化すると共に、生きる力:魂力を引き出す療法です。
氣は生命エネルギーを指し、
命を左右するエネルギーを元気に蘇らせる氣功法に、
音楽:リズム(聴覚)、波動映像(視覚)、香り (嗅覚)等で
脳を活性化させより効果を引き出し、
心身の健康を取り戻すことを目指しています。
そこで体内リズムに呼応するように考案した様々なリズム功を、
その時の体調に合わせて行うことが大切になります。
この療法は抗加齢化、認知症予防・軽減に有効であり、
介護予防に効果を発揮できる療法であります。
「気」の字には呼吸の意があり、「功」の字には意識的に絶えず呼吸や姿勢を調整・練習する意味がある。「気功」とは意識によって気を引き出し、体内の気の流れに沿って運行することにより、関連する臓器の機能が促進・強化されるのである。即ち気の運行によって、元気が強化され、病人の治療が促進され、身体の強壮がはかられる。自らが練習することにより元気の無くなった生命エネルギーを蘇らせることができる療法である。*「中国気功法」著:林厚省p20
方 法
1) 療法としての効果を引き出すには、
支援者はファシリテーターとして進行を司りながら
氣場(生命エネルギーの場)をつくり出す仕掛け人
として行動する様に務めることが大切です。
2)参加者の状態をアセスメントし、
セラピューティック・レクリエーション・サービスの三段階に於ける
援助者の役割りを踏まえて、
クライエントの活き活きとした生活自立へと導くことを目的
として行動することです。
3)活動援助の流れは、
利用者の分析:
①アセスメント(Assessment)
②計画:プランニング(Planning)
③実施:インプレメンテーション(Implementation)
④再分析・評価:エバリエーション(Evaluation)
に沿って行うことです。
これを英語の頭文字をとってA-PIEプロセスといいます。
4)音楽のもつ、リズム、メロデーや歌詞から、
利用者が記憶を呼び覚まし、
楽しさ(悲しさ)の共有をはかり、
今生きている喜びを味わい、感謝し、
幸せを感じる時間を援助者と共に分かち合える場を演出
することを旨とします。
それには、利用者の能力、
関心レベルと活動の課題レベルの関係によって
引き起こされる「楽しみのフロー(flow)」の概念を理解、
計画することが大切で、
歌詞はパワーポイントソフト機能を使い前頭葉を刺激しながら
脳を活性させ脳内伝達物質排出を促す効果が増してきます。
5)他の職種の人たちとプロゼクトを組み、
介護度軽減を図るとともに援助者が生きがいを発見するサポートをし、
支援者は共に生きる友人として活動する努力をすることです。
【セラピューティック・レクリエーション・サービスの三段階】
「セラピューティック・レクリエーション・サービス」とは、
身体的・精神的・知的・社会的制約がある人に、
自由時間の活動・レジャー・ライフスタイルの
自立度向上の援助をすることです。
すなわち、
レクリエーションの自立の視点から
A-PIEプロセスを連続的に進行させながら、
治療的段階・学習的段階・自主参加段階と順次段階を経た後、
最終的に、レクリエーションの自立を目標とする援助方法なのです。
レクリエーションとは
生きるエネルギーを再生し、増進する活動のことです。
1) 第一段階:治療的段階
・対象者:療養・静養中の方、長期療養型医療施設、老人保健施設、
デイケア、ホスピス等利用者。
・支援者:レクリエーション活動に必要となる
身体面・精神面・知的側面・社会的側面の
基礎能力の取得援助である。
レジャー・レクリエーション自立に関与する、
それぞれの機能障害や活動制限の
維持・改善を目的に治療的援助が行われる。
2) 第二段階:学習的段階
対象者:老人福祉施設、デイサービス等利用者、要支援者。
・支援者:自由時間の過ごし方、
レジャー・ライフスタイルを実際に体験して行く中で、
レクリエーション観を確立し、
レクリエーションに関する知識や技術を習得する。
学習的な段階である。
3) 第三段階:自主参加段階
・対象者:介護認定自立者、市民センター・福祉センター利用者、
自分の元気は自分で守る方、生涯現役を願う方。
利用者自身が自分自身の レジャー・レクリエーション観に基づいて、
自発的にレクリエーション活動に参加できるように援助する段階である。
レクリエーション活動への参加制約を改善することが目指される。
第一段階から第三段階に移行するにつれて、
セラピスト、ワーカーのコントロール度は低下し、
逆に利用者の自立度は増加します。
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【フロー(flow)の概念】
フロー(flow)とは、
アメリカの社会学者チクセントミハイが指摘する
「流れ」という意味で、
活動の達成レベルと自身の技能レベルとが合致している状態で、
流れに乗ってとても気持ちよい状態のことをいます。
【氣功の概念】
◆氣功とは
氣功とは、体内に入った“外敵”を心の力で退治するのが氣功法の基本です。
自分の本来持っている免疫力を強化することによって
病気を克服することができます。
それを“こころ”の力:脳力によって実現する治療法なのです。
また氣功とは“調身・調息・調心”によって
自からの潜在能力を高める方法論であるとも言われています。
中国医学では、“気功とは真気(人体の基本エネルギー)を鍛錬し、元気(持って生まれた生命力)を養い、正気(疾病に抵抗するエネルギー)を育成して人体の免疫力と抵抗力を増進するものである”帯津三敬病院院長医学博士:帯津良一著「癒しの法則」より
と定義されています。
また中国医学は予防医学で、
体内の気のバランスが崩れると未病の状態となり、
不定愁訴、動悸、発熱、発汗、悪寒、めまい等の症状を
自らの免疫力と自然治癒能力を高めることにより体調を整えて
“発病”を回避し、元気を取り戻すことなのです。
氣功には大きく硬氣功と軟氣功にわかれますが、
養生氣功は軟気功の内気功に属します。
軟氣功の射氣功と異なり自らが自身の体に施す治療法なのです。
◆氣功の変遷
氣功という言葉が使用され始めたのは
1958年「氣功療法実践」著:劉貴珍で、
氣功の解釈がなされた頃からです。
それまでは、流派によって
吐納、導引、行気、煉丹、玄功、修道、座禅、等と呼ばれていました。
中国では4~5000年綿々と受け継がれた功法が
2~3000種あるといわれており、
一族の中に必ず氣功師がいてそれを受け継ぎ、
更に研究を重ねて発展させています。
文化大革命で一時期低迷していましたが、
現在では上海大学、大連大学、南京中医薬大学等で
氣の未知数を解明する研究がなされています。
また中国国営病院は西洋医学医師と東洋医学医師:氣功師がいて
患者の希望する治療法を受けられるようになっています。
日本も飛鳥時代朝鮮からの仏教伝来と共に渡来人から、
また遣隋使・遣唐使から伝わり日本固有の氣功法が生み出されています。
明治維新以来、
西洋文化思考が強まり水面下に影を潜めて
民間療法として受け継がれてきました。
東洋思想が見直された昨今、
医学の領域でも東洋医学:鍼灸・漢方・気功等を学ぶ医師も輩出、
代替医療としてホスピス、デイケア、長期療養型医療施設等で
取り組む病院も出てきています。
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