癒しのリズムセラピー:芸術音楽療法の目的と特徴
目次
【アンチエイジングmethod】
「癒しのリズムセラピー:芸術音楽療法」は
レクリエーションの門を叩いて以来、
30年余をかけて開発した
レクリエーション技法とパソコン周辺機能等を加味、
難病病棟の現場から通常ケアまで対応できる
レクリエーション療法をシステム化した
アンチエイジング・メソッドです。
【目 的】
中医学に基づく養生氣功をベースにし脳内バランスを調え、
更に五臓六腑に働きかけ、
音楽の持つ癒し効果を取り入れながら
人体本来の生体リズムを調えて自然治癒力を高める養生法で、
自己を癒し生きている喜びを味わい、
生きる意欲の再創造を目的とします。
【システムの特徴】
「癒し」をリズムによってアプローチしていくところです。
またケアスタッフがクライアントと共にプログラム体験で、
個別ケアの情報を観察収集及び自己評価する過程で
EQ(心の知能指数)を高め、
ケアスタッフが自身をスキルアップして行くことにあります。
【実施の心得】
1)実施者はファシリテーターとして進行を司りながら、
氣場(生命エネルギー)を創り出す仕掛け人として行動
するように努めることが大切です。
2)対象者の状態をアセスメントし、
セラピューティック・レクリエーションサービスの
三段階に於ける援助者の役割を踏まえ、
クライエントの活き活きとした
生活自立へと導くことを目的として行動しましょう。
3)活動援助の流れは、
利用者の分析:
① アセスメント(Assessment)
② 計画;プランニング(Planning)
③ 実施;インプレメンテーション(Implementation)
④ 再分析・評価;エバリエーション(Evaluation)
に沿って行うこと。
これを英語の頭文字をとってA-PIEプロセスといいます。
4)音楽のもつ、リズム、メロディーや歌詞から
使用者が記憶を呼び覚まし、
楽しさ(悲しさ)の共有をはかり、
今生きている喜びを味わい、感謝し、
幸せを感じる時間を援助者と共に分かち合える環境を
創ることに努めましょう。
それには、利用者の能力、
関心レベルと活動の課題レベルの関係によって
引き起こされる「楽しみのフロー(flow)」の概念を
理解し計画することです。
5)他の職種の人たちとプロジェクトを組み、
介護度軽減を図るとともに、
生き甲斐を発見し、
共に生きる友人として活動する努力をすることです。
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【実施プログラムの起承転結】
Table of Contents
◆ステージⅠ 起:癒しの環境を整える。
[照明:薄明]
① 波動法(音・光・色・形)と除菌消臭液+アロマの効果で、
室内の磁場を整え癒しの環境を調える。
② PC周辺機能のメディアプレイヤー又は、
パワーポイントを使用し、
音楽(メロディのみ)の効果を最大に引きだす。
③ 開始20~30分前より環境調整を行なう。
④ 早く会場へお越しのクライアントの対応にも備える。
◆ステージⅡ 承:脳内リズム・体内リズムを整える。
[照明:全照]
① 気功呼吸法:自立神経を調え、
脳内伝達物質(セロトニン)の排出を促す。
② リズム功:適度な脳内伝達物質(ドーバミン)は
排出を促して行く。
共感脳を刺激する。
③ 音韻・和音・言霊・滑舌法等:五感と五臓六腑に働きかけ、
心地よさを味わいながら脳内&体内リズムを調えて行く。
◆ステージⅢ 転:脳内活性を図り、自ら生きる力を引き出す。
[照明:薄明]
① パワーポイント(歌詞:映像等をアニメーション設定)を使用し、
発語を促し(心唱~歌唱)前頭葉の活性をはかる。
② 音楽(幼児期から老年期:現在)回想法で、
自らの生活で出合った音楽で、
記憶脳を刺激して懐古と元気な姿、
困難を乗り越えた自身を思い起こし、
エンパワーメントを引き出す切っ掛けを提供する。
③ 朗読:シャンテの手法で詩、短歌、俳句、ハガキ随筆、
四季の映像等の紹介で現在を生きている実感を
味わうプログラムとする。
◆ステージⅣ 結:αエンドルフィンの排出を促し、自然治癒力を高める。
「照明:暗転」
絵画や写真等の動画と音楽で
1/f音楽で≪脳波α2≫を保つ瞑想状態の環境を提供する。
ゆったりとした時間の中で、
心地よさの情動がうっ積したストレスの軽減により、
顕在意識優位から潜在意識優位となり、
生きる意欲を引き出すきっかけとなります。
≪以上はクライアントと支援者共通プログラムです≫
◆ステージⅤ クライアントの参加状況観察評価&自己評価
≪事後、支援者が行なうプログラムです≫
① 観察評価の基準に従って、
プログラムをフィードバックし
、気づきの評価を行なう。
② 観察評価を通常ケアに繋げる再アセスメントを行なう。
【まとめ】
日頃と異なる言動、
行動にどの様な対応を行なったか。
又は情動を感じたか、共感できたか等、
このレクリエーション療法が、
ケア・スタッフの心の知能指数アップと相まって、
クライエントの自己実現支援になること
を、願っています。合掌
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