氣功で行う予備式とは
目次
【予備式とは】
氣功で行う予備式とは、
練功を始める前の基本姿勢のことです。
下記を行い、心身を入静(リラックス)し、
氣を巡らせて練習(練功)して行きます。
【基本姿勢のポイント】
ここで重要なポイントが5つあります。
1)腹式呼吸で行います。
2)舌先を上歯茎の裏側にあてます。
3)関節部分を折りまげないで円やかに、
緩やかに緩めること。これで氣が通りやすくなります。
4)身体、精神ともに力を抜き、
思いをめぐらせないことです。
5)1・2・3を上手く行えると気血がスムースに流れて
入静(リラックス)も容易になります。
入静がうまくできるようになれば、
それだけで氣功の効果もアップします。
【立式予備式】
1)両足をそろえて立ちます。
2)右足に体重を映し、
下腹部を凸らましながら鼻で吸し(舌先を上歯茎裏につける)、
3)左足を肩幅に左横に移し、
口から細く長く吐きながら(舌先を上歯茎裏から外す)
下腹部を凹まして行き、全身の力を抜き上虚下実になります。
目次
◆両足は平行
両足は平行にして全身の体重を両足に均等にかけ、
足裏の足心は心持ち浮かせる様にします。
◆屈膝は緩める
両膝をゆるめ、
両膝でボールを挟んでいる様に心もち内側にします…
高い椅子に浅く凝りかけたような感じ…
てすが、膝は爪先から出ない様にします。
これで、
会陰が開き小周天(体内に気が巡る)の
運行をたすけることにもつながります。
◆百会と会陰を一直線
顎を心もち引き、
百会と会陰を一直線にして想像上の中脉を作り、
氣を導きやすく、
また脳からの指令が伝わりやすくします。
◆上半身の力を抜く
いったん背骨をまっすぐにして胸を張り、
それからゆっくりと元にもどし背骨の力を抜きます。
これは中丹田の膻中穴ダンチュウケツ と
夾背関穴キョウセキカンケツ を開くことになります。
◆両脇をゆるめ
両脇に卵一つ挟んでいるつもりで、
つぶさず、落とさず、力を入れすぎず。
自然体でいると両手の甲はやや斜め前に
下がった状態になります。
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◆両目は半眼
上瞼をブラインドを下ろす様にして半眼にします。
入静しやすくなります。
上記を行い
一呼吸で全身の力を抜くと上虚下実…
上半身は緩やかに、下半身はどっしり…状態となります。
【座式(椅子)予備式】
◆屈膝は緩めて座る
爪先から膝が出ない様にして、
椅子の中程に座ります。両膝をコブシ一つ開け、
両足を平行にします。
足の裏が床に就いている状態です。
◆百会と会陰を一直線
上記に同じ。
◆上半身の力を抜く
上記に同じ。
◆両脇をゆるめ
両脇に卵一つ挟んでいるつもりで、
つぶさず、落とさず、力を入れすぎず。
両手の甲は両膝寄りに置きます。
◆両目は半眼
上記に同じ。
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【仰臥式予備式】
1)床に仰向けに両足を立てて寝ます。
2)両膝を左右に2・30回動かし、腰を緩めます。
3)口を閉じ鼻から吸し、
口から細く長く吐きながら両足を伸ばし、
両膝を拳一つ分開け全身の力を抜きます。
◆百会と会陰を一直線
上記に同じ。
◆両脇をゆるめ全身リラックス
両脇は30°左右に開き、
手の甲を床に付け全身の力を抜きます。
◆両目は半眼
上記に同じ。
上記を各功法前に行って、
レッスンをしてまいります。
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