氣功の静功:「静寂瞑想」時の呼吸法
目次
【静功=静寂瞑想】
氣功の動功を習練した後は、
必ず「静功」を行います。
この静功は思考をしない、
頭を空っぽにする瞑想法ですので、
私は静寂瞑想と呼んでいます。
ここでは、
静功(静寂瞑想)を
行う際の呼吸法を紹介します。
体位は立式、座式、仰臥式、横臥式と
いずれでも共通しますので、
ここでは省きます。
立式の体位は下記をご覧ください。
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潜在能力を高める立式静功その1:站粧タンショウ 功
【静功:静寂瞑想の心得】
静功は特に頭の中は「空」を旨とします。
中国の氣功古書に
「静を練ること鬆ショウ を練るに如シ かず,
鬆を練ること空を練るに如かず、
空にして虚なるや、
その居を得たるなり」があります。
いわゆる空を練るとは、
氣功を習練する時に、
身体を虚無状態にいたらし、
“形を忘れ、
息をしていることを忘れ、
思いを忘れる境地に至る”
ことであると説いているのです。
中国の数々の功法は「意守」を使います。
★ 意守とは守って放さないこと。
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◆「意守」悪術より「意照」を
しかし、私が師事した許紹挺キョケイテイ 老子は、
「意守」は変差が起こりやすいので、
「意照」することを教わりました。
意照とは、
あるかないかの程度で、
…あるところ…を、
わずかに思うことで、
長年の習練によってこの方法は
氣功効果があり、
弊害が起こらないと
許老子の研究により証明されました。
☆許紹挺:元中国大連理工大学教授、
中国体育氣功科学研究会常任理事、
遼寧省氣功科学研究会名誉理事、
大連氣功科学研究会学術委員会主任を歴任。
【静功:静寂瞑想時の呼吸法】
◆自然呼吸(鼻ビ呼吸)
☆静功の呼吸は自然呼吸(鼻呼吸)が主です。
鼻から吸い、鼻から吐きます。
① 一呼一吸で一呼吸となります。
② 呼吸は深く、長く、均一に、細く(長息呼吸)行います。
深呼吸の様に深くなく、
吸う息より吐く息を長く、
一気に吐くのでなくゆっくり、
無理に長くすることなく吐き、
一呼吸、一呼吸・・・・・が
同じリズムで呼吸して行きます。
例1 吸う:1.2.3 吐く:1.2.3.4.5.6 ≪吸1対呼2≫ 初心者向け
例2 吸う:1.2.3 吐く:1.2.3.4.5.6.7.8.9 ≪吸1対呼3≫ 初心者向け
例3 吸う:1.2.3.4 吐く:1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12 ≪吸1対呼3≫ 中級者向け
通常の呼吸は14~18回/分ですが、
氣功習練時は5~10回/分となります。
この回数にまどわされることなく、
自然に順応して徐々に長息になって行くことが重要です。
ある人は、
息を思いっきり我慢して呼吸をし、
わざと長くなるように、
鍛錬しますが、
これは最も弊害を招きやすいです。
◆複式呼吸
☆氣功は腹式呼吸が基本です。
氣を吸う時に、空気は肺に入り、
肺細胞が十分に膨張し、
横隔膜を圧迫して下へ移らせ
下腹部がやや膨らみます。
息を吐く時には、
下腹部が少し中へ引っ込みます。
★関元(へそ下三寸…指三本)を意識して行います。
これを腹式呼吸といい
呼吸(空気の流れ)と下腹部を意識して行います。
意識して修練すると、
下腹部の凸凹の差が3~5cmと
まで楽に行える様になりますが、
無理をしないことです。
呼吸をするたびに下腹部が凸凹して、
内臓を自家摩擦により発熱させ、
気血水の循環を加速させ、
血液の酸素容量を多くし健康増進につながります。
習練時に、
無理に深・長・均・細を追及することなく、
ただ意念にこの境地をもち、
行うことを勧めています。
自然に逆らわず練習していると、
日に日に変化を感じ、
いつしか達成している自分を
発見することでしょう。
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◆随息呼吸
☆心が息に従います。
下腹部を意識して凸凹してはいけません。
かすかに膨らみかすかに凹む様に自然に
順応した軽い腹式呼吸で、
呼吸は共に鼻で行います。
◆数息呼吸
☆数を数えながら行う呼吸です。
入息を数えるか、
出息を数えるか、
入出息を数えるか、
ご自分で選んでいただき、
1~5 又は、1~10
あるいは1~100と数えて行きます。
途中で間違えても気にしないで行います。
数え方はご自由に選んでください。
◆聴息呼吸
☆呼吸の深・長・均・細を聴きながら呼吸します。
均と細は無声の状態です。
それを聴くとは、
練功者が心静かに呼吸を
傾聴するということです。
注意をここに集中すると、
思考が乱れなくなります。
◆舌運呼吸
☆この方法は、楊思根ヤンシケン 老子に教わった呼吸法です。
舌先を上歯茎裏にあて氣を鼻から吸う時、
「いただきます」と黙読し、
「ありがとうございます」と
黙認しながら、
舌を外して口から細く長く吐きます。
又は、吸う時、「私は氣功を練習し」
吐く時「病をな直し健康になります」と
黙認します。
この功法は、
味覚神経を秩序ある運動促進します。
唾液が潤滑に排出され胃の働きを強め、
消化と新陳代謝を助け、
栄養を吸収して体質を強化することができます。
中医学では百病に対し、
まず「土を培ヤシナ う」といいます。
土とは五臓六腑の陰陽臓器の=脾・胃=に当たります。
この舌運呼吸は土を培い、
胃の働きを強める良い功法です。
欲不振の患者様にはお勧めの氣功法で、
当方の健功塾でも病院のセッションでも
常にこの「舌運呼吸」を
習練しております。
この様に氣功は
心身の健康を回復・改善・増進することに適しています。
【まとめ】
お好きな呼吸法で行ってよいのですが、
私の経験上、お勧めは
舌運呼吸から練功して、
腹式呼吸、数息呼吸 髄息呼吸、聴息呼吸、自然呼吸へと
進むと良いでしょう。
脳内を思考や妄想から…
邪念を遠ざけることが、
容易になるからです。
氣功練功時に、
ヒーリング音楽をBGMにして行っています。
YouTyoubeにも良いものがあります。 静かな森のハープ
また、静寂瞑想時に528HzのBGMを併用して
練功することもお勧めします。
傷ついたDNAを修復するといわれています。
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