氣功の静功は「静寂瞑想」で自分自身の魂と向き合う静かな活動です
「氣功の静功」は、
あなた自身の「今ここ」を見つめる行動で、
「深い精神的に静かな活動」により、
潜在意識(魂)に繋がる瞑想法です。
ここでは、養生氣功における瞑想法(静功)を紹介します。
これを実行することで、
日常生活のストレス(心身の疲れ)と決別して、
セルフコントロールする知性と叡智を獲得し、
自分の歩むべき「正しい道」を歩むことができます。
瞑想には「静かに思考する瞑想法」もありますが、
氣功の静功(瞑想)は、
頭の中を空っぽ(思考しない)にする瞑想法です。
それを私は静寂瞑想と呼称しています。
目次
【瞑想と集中の差異】
集中が無意識のパワーを覚醒させることに対して、
瞑想はより意識的にその世界に入って行くことです。
集中の先に瞑想在りきです。
【集中をマスターするには】
集中できなければ、瞑想はありえません。
集中は能力ではありませんが、
心と人生に大きな影響を与える力と言えます。
集中力を習得するには、近道はありません。
ただ実行あるのみです。
あらゆる能力は、
基本的原則によって身につきます。
とりあえず、始めてみることです。
そして身につくまで根気よく続けるのです。
これが練功(学習)の原理原則です。
【氣功静功(静寂瞑想)の3つのステップ】
ここでは、氣功静功時の過程を紹介します。
最初は、しっかりとした考えを持って、
精力的に行動することが困難である壁に直面するでしょう。
けれど日々根気よく続ける努力で、
必ず報われセルフコントロールできる
自分自身を発見できることでしょう。
①注目(集中する)
イ.瞼を半眼にして、一点(天目:額の中央)を見つめる。
ロ.ロウソクの炎を見つめ、瞼を半眼にして瞼に転写する。
★先ずは、(イ)から始めましょう…どこでもできますから。
②内観(「今ここ」を見つめる)
・呼吸に意識を向け、「今ここ」の自分を見つめる。
★吸う息が鼻を通る空気を感じなら…下丹田に導き、
吐く息が鼻から出ていく様を見つめ…感じること、、、観察する。
※下丹田:下腹部中央(臍と第三腰椎と肛門の中心)。
・邪念が起きると、それを淡々と見つめ思考しない。
③頭を空にする(潜在意識の覚醒)
・心地よく夢を見ている様な状態になる。
④収功(意識の覚醒)
・氣を下丹田に収め、瞼を見開く。
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【氣功静功(静寂瞑想)から得られるもの】
・①のロウソクの転写は、焦らず行ってください。
・始めは②と③の過程を行きつ、戻りつしますが、
深い休息…脳の思考が静まるのを根気よく待ちましょう。
そのプロセスで気づきが起こる場合があります。
それは、あなたの潜在意識(魂)からの伝言です。
疑わず行動に移しましょう。
苦悩からの扉が解かれるでしょう。
氣功の静功は、心(魂)の浄化を図る瞑想法で、
それは「ブッダの瞑想」に繋がります。
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また氣功静功(静寂瞑想)を行っていると、
β―エンドルフィンの排出で、
免疫力が強化され、
心と体のアンチエイジング効果を得ることができます。
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【瞑想と幻想の違い】
③を習得できると「静かに思考する瞑想」に移ると良いでしょう。
ですが、この瞑想に入るには、悲しみや不信、
人生の謎を解き明かしたいとの思いが混在しているものです。
心にこの枷(カセ)があると
「静かに思考する瞑想」には入れません。
それには氣功静功(静寂瞑想)で、
しっかりと心の浄化を行うことが大切です。
ほとんどの場合は、
真実に近づこうとする強い意思の裏にある、
今あなたのその考えを変える必要があります。
でないと、幻想の世界に陥ってしまうからです。
悲しみや苦しみから早く逃れたいと思う過程で、
楽に早く現状から脱したい願望を夢に見る道へ
と誘い込まれ…妄想へと移行してしまいます。
◆幻想の特徴
1.実現しないことを思う。
2.快楽を追求する。
3.義務への嫌悪感が増長する。
4.任務や責任から逃れようとする。
5.支配を嫌がる。
6.なるべく、楽をしてお金を手にすることを考える。
7.セルフコントロールを妨げる。
◆瞑想の特徴
1.精神と肉体との活力を増加させる。
2.智性に従い、積極的に努力を重ねるようになる。
3.義務の遂行に苦痛が伴わなくなる。
4.あらゆることに責任を果たそうとする決意が強くなる。
5.恐れを感じなくなる。
6.富への執着がなくなる。
7.セルフコントロールが確立する。
【瞑想にふさわしくない環境】
・夜間、豪華に飾り立てた部屋、
・ソファーや柔らかい物の上、
・派手な服装をしている時、
・会社や事務所の中、
・締め切った室内、
・電磁波の出る電化製品の近く、
・蛍光灯の真下、
・疲労している時、
・満腹の時。
但し、熟練してくると、
疲労している時、
満腹の時以外は
どこでもできる様になります。
但し、電磁波はさけること!
屋外では、
・沼地、ため池のホトリ、
・交通量の多い処、
・風の強い処、
・ごみごみして臭気が漂っている処、
・高圧塔の近く、などは、
おやめください^^
【瞑想にふさわしい環境】
・早朝、食前、閑静な場所、
・空気が流れる簡素な部屋、
・硬めのシートの上、
・身体に疲れを感じない時、
・シンプルな服装をしている時。
最適な処は、
・木立がある公園、
・神社の社内、
・松林、などがいいですね!
快楽的環境は{瞑想}を困難にさせます。
また、困難な条件が重なると「瞑想」は不可能です。
食事を断つ必要はありませんが、満腹の時は適しません。
繊細な高次の考えを維持していくには、
常に高度な肉体と精神的エネルギーを必要とするのです。
ですから、
氣功の静功(静寂瞑想)は、動功(調身、調息、調心)で
心身を調整した後に行われるのです。
【まとめ】
「瞑想」によって、
新しく開拓される世界(心)には、
限界はありません。
「深い精神の集中」の状態で経験する心身の調和は、
理想に沿った現実を生むパワーとなります。
これは「瞑想」の初期段階で経験する重要なポイントです。
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