1月15日は「小正月」で「女正月」の日でもあります

目次

【大正月と小正月】

元旦を中心として正月(大正月)に対して

1月15日を小正月といいます。

 

また、1月20日を二十日正月といいます。

 

昔の「月」の周期を基準とした暦では、

新月から新月までを1ケ月としていました。

 

正月は新月ですので、

そのため新年最初の満月は、

1月15日になります。

 

小正月はそうした満月を目出度いとしていた時代の

名残りと言えます。

 

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因みに2019年の元旦(大正月)は2月5日(火)、

小正月は2月19日(火)で、

満月であり、天一天上入りの最良の日ですので、

何かを始めようとするのに最適な日と言えます。

★天一天上=宇宙を司る最高の神様(天一神)が天上にいる為(16日間)、

方位の吉凶は無く、結婚や旅行、事始めなどに最適な日と言えます。

 

因みに

2019年の二十日正月は、

2月24日(日)です。

 

旧暦で祝う韓国や東南アジヤの国々から

日本に観光にやって来る人が

増えるのも昨今の風潮ですね。

 

 

【成人の日】

また、平成11年までは1月15日は、

何曜日であろうとも成人の日でした。

 

これは、

小正月に元服の儀式を行っていたことに由来しています。

成人の日(せいじんのひ)は、日本の国民の祝日の一つである。ハッピーマンデー制度 により、1月の第2月曜日があてられている。平成11年(1999年)までは『1月15日』だっ た。

小正月と大正月では、

同じ正月と言っても行事の性質が異なります。

 

特に農耕に携わっている者は、

月を基準に農事を行う事から

農事的な行事が各地で継承されています。

 

悪霊祓いや、豊作を占ったり、

養蚕の盛んな地域では

繭玉を作って飾ったりします。

 

 

【粥カユ 占い】

一般的には、

15日の朝、「小豆粥」を炊いて神棚に供え、

食して邪気を払い、

1年間、家族の健康を願う習わしがあります。

 

その粥で1年の吉凶を占う「粥占い」を行ったりします。

 

 

【餅モチ 花】

小正月には

紅白の餅や団子を小さく丸め

木の枝に付けて耕作を願う習わしがあります。

 

この飾り餅を「餅花」と言います。

養蚕か盛んな処では「繭マユ 花」と呼ばれています。

 

正月飾りを燃やす「左議長(さぎちょう)」「どんど焼き」など

行われるのも、この日です。

 

 

【女正月】

地方によっては、

小正月を女正月と呼んで、

女性たちの骨休めの日にあてる処もあります。

 

暮れから正月に掛けて、

忙しく働いた主婦を

せめて1日でも家事から解放し

ねぎらう意味が込められています。

 

これで、お正月は終わりではありません。

 

お正月は1月20日の二十日正月まで続きます。

 

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