氣功の準備運動「予備式」と「入静」
目次
【動きと呼吸とイメージ】
「予備式」時の「入静」の
呼吸とイメージは連動しています。
氣功の本功:動功法を行う
準備として行う「予備式」の
・調身《身体の動き》、
・調息《呼吸》、
・調心《イメージ》の
連動方法を詳しく述べてみます。
【“入静“とは】
「入静」とは心身ともに
リラックスすることで。
あれこれと思考しない ことです。
予備式では一呼吸で入静します。
一般的な立位で記述します。
【予備式】
◆動きと呼吸
① 足を揃えて立つ:息を吐く
《お腹の中のエントロピー:老廃物,邪気を吐き出すつもりで
両肩の力を抜いて一気に、
口から吐き出しながら腹を凹ます》
② 右足に重心を移しながら:吸する<1>
《口を閉じて舌先を上歯茎の裏にあてて、
鼻から吸しながら腹を凸らす》*ここが大切なところです。
③ 左足を肩巾左横に移動させて着地し
立位式ポーズ上虚下実 (上半身はリラックス、
下半身はどっしりと)となる:息を吐く<3>
《舌先を外して唇を僅かに開き
細く長くエントロピー:邪気を体外にはき出すイメージで腹を凹ます》
② ③の呼吸法は、腹式呼吸といいます。
★練功が進むと②③の腹式呼吸を鼻で行なえるようになります。
①③吐く時は、体内のエントロピーを体外へ出すイメージで行う。
② 吸する時は、宇宙:虚空のエネルギーを体内に頂くイメージで行う。
初心者は、
吸1(3秒間)対 呼:吐2(6秒間)から始め、
吸1(3秒間)対 呼:吐3(9秒間) ~
吸1(4秒間)対 呼:吐3(12秒間)へと
序々に長息にして行きます。
*無理はしなくて序々に慣れることが大切です。
この「呼する:吐く」時が、気が流れる時で、
体を弛緩して行います。
上記の予備式を行い…動功法、
イメージ呼吸 など…に入っていきます。
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【その他の“入静“】
下記の方法でも「入静:リラックス」できます。
① 数を数える。
《ゆっくりと同じリズムで数えること》
② 簡単な文句を心の中で繰り返し黙読する。
《お薦めの言葉=吸:エネルギーを頂きます 呼:ありがとうごさいます》。
③ 自分の呼吸音を聞き取る。
④ 音楽を聞く。
《1/fの音楽:言葉が入っていない方が良いです》
⑤ 清らかで美しい風景を思う。
⑥ 意識を体の一点(下丹田など)に集中させる。
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以上の中からご自分の方法を見つけて練功してみて下さい。
私個人で行う時は、
②④を併用して練功し⑥を行っています。
室内でも音楽を使用しない時もあります《
野外では、自然の音を愉しみます》。
初心者のいる教室では、
常時音楽(BGM)を使用して
① (呼吸に合わせて数を数える)から入り
② へ移行しています。
⦅その時の功法に合わせた音楽を使用します⦆
あなた様の健やかな日々に、お役に立てば幸いです。
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