【脳活通信32】冬になると症状が増える「ウインターブルー」

寒の厳しい日々が続いています。

体調はいかがですか?

と言うより
このページにお越しいただいたあなたは、
体調がすぐれないのではありませんか?
 
でしたらこの記事を最後までお読みいただくと、
キッとお役に立つと思います。
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目次

【「ウインターブルー」とは】

あなたは今、
 
「何だかユウーツな気分がする」
 
「体が疲れやすい」
 
「やる気が起こらない」
 
「なかなか思うように体が動かない」
状態ではありませんか?
 
もしそうであれば、
ウインターブルー=「冬季性うつ病」が疑われます。
 
 
 
別名「季節性情動障害(SAD)」またの名を
 
「季節性うつ病」「冬季姓うつ病」とも言います。
 
 
この病気は、
 毎年、日照時間が短くなる10月から11月にかけて症状があらわれ始め、
 
日差しが、長くなる3月頃になると
回復するというサイクルを繰り返します
 
 
冬季性うつ病は、症状が重いと日常生活に
 
支障をきたすこともある深刻な病気です。
 
 
 
年賀状を整理していて
「仕事をやめました」と書かれたTさんの賀状に ・・・
ウツを患ったことのある方ですので、
周期的にやって来る「冬季性うつ病」
思い出し彼女に電話をしました。
 
 
 
元気そうな声を聞いて一安心したところですが…
「きつくなったの?」の質問に
「ハイ」の返事でした。
 
 
 
やはりウツになったようです。
 
この様な時には「頑張りましょう!」は禁句ですね。
 
 
一ヶ月後のひな祭りイベントに誘いましたら、
OKの返事にホットしたところです。
 
 
では、症状が悪化すると、
仕事をも辞めないといけない「冬季性うつ病」
についてお知らせいたします。
 
少々長くなりますが、
お付き合いください。
先ず、下記をチェックしてみてください。
 

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【うつ病の主な症状】

□ 気分が落ち込むことが多い。
以前ならこなせた仕事をうまく処理できない。
 
ぐったりとして疲れやすい、
体を動かすのがおっくうになる。
 
今まで楽しんできたことを楽しめない。
 
考えたり、集中する力が明らかに落ちている。
 
ふだんより睡眠時間が長くなったり、
朝起きられなくなる。
 
食欲が減退したり、逆に亢進し、
炭水化物を中心に食べ過ぎてしまう。
 
 
いかがでしたか!
 
 

【冬季性うつ病の改善策】

 
冬季性うつに関するWEB記事を見ると、
押し並べて
「冬の日照不足→うつ気分、過眠、過食→日光で改善」
という記載が多いですね。
 
 
 
これは間違いではないのですが、
それだけでは
冬季性うつ病」は、日光だけでは、解決できない
部分があるのです。
 
 

【冬季性うつ病の原因や改善策】

についてもう少し掘り下げてみよう。
 

◆日照とウツの関係

 
確かに冬季性うつは
日照時間が短くなる冬に発症することが多く、
高緯度地域すなわち北国に多いのは事実です。
 
 
日照時間が減ることによって
脳内における「セロトニン トランスポーター」(SERT) と呼ばれる
タンパク質の量が著しく変動するためです。
 
 
 
デンマークのコペンハーゲン大学の研究チームは、冬季性うつ病の患者と健康な人を対象に、陽電子断層撮影法(PET)という検査を行い、脳にどのような変化が起きているかを調べると、 うつ病の兆候がみられる人、特に冬に発症した人は夏に発症した人に比べ、SERTレベルが5%高くなっていることが判明
 
SERTは脳内の神経伝達物質である
「セロトニン」を回収することで、
神経伝達を調節していて、
SERTレベルが上昇し、
セロトニンの量が不足することが、
うつ病の一因になっているとの報告があります。

◆「セロトニン」と「トリプトファン」

冬季性うつには、人工的な高照度光を浴びる光療法が有効です。

 

が、光療法には欠かすことのできない大事なパートナーが必要なのです。

それはセロトニンを生成するための原料となる
必須アミノ酸「トリプトファン」です。
 
 
必須アミノ酸とは、
体内で合成できず
栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のことで、
トリプトファンも9種類ある必須アミノ酸の1つです。
 
 
したがって食事中のトリプトファンが不足していると、
いくら日光や人工光で刺激しても
脳内で十分量のセロトニンが合成できなくなり、
光療法の効果が発揮されないのです。
 
たとえ
すでに光療法の効果がでている患者さんでも、
トリプトファンが含まれない食事をすると
わずか24時間で血中トリプトファン濃度は著しく低下し、
同時にうつ症状が再発してしまうことも分かっています。
 
 
トリプトファンは次から次へとセロトニンを
合成するのに使われるため、
体内にため込むことはできないのです。
 

◆トリプトファン含有食品

トリプトファンはバナナやプロセスチーズ、
大豆、豆乳、納豆などに多く含まれています。
 
 
栄養バランスのよい食事を摂っていれば
トリプトファンが不足することはありません。
 
 

 ◆「セロトニン」不足とドカ食い

しかし脳内セロトニン機能が低下している
冬季性うつ病の患者さんは、
できるだけ多くのトリプトファンを
体内に(そして脳内に)取り込むために
無意識のうちにある行動を取るようになります。
 
 
それが「甘いもののドカ食い」なのです。
 
 
 

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◆甘いもので気分がよくなる。なぜ?

通常、うつ状態では食欲が減退します。
 
けれど「冬季性うつ病」の患者さんは甘いものを欲しがり、
体重が増加します。
 
 
一日中甘いチョコレートやケーキ、菓子パン、
夜はスナック菓子を大量に食べてしまうなど、
不思議な行動をとります。
 
 
そういえば、
私もこのところ菓子パンをよく食べていますね>_<
 
 

◆「セロトニン」と「糖質」と「蛋白質」

甘い物や炭水化物(糖質)がセロトニンと関係しているようです。
 
調べてみました。
 
炭水化物を摂取すると膵臓スイゾウ から分泌されるインスリンの影響で、血中のトリプトファンの比率が高まり、脳内にたどり着く割合が増加することが明らかになっている
 
甘い物や炭水化物(糖質)を食べると
脳内セロトニンの濃度が高まるのです。
 
それも数時間の内にです。
 
したがって冬季性うつ病患者さんは、
無意識に自己治療行動をしてるのですね。
 
糖質ばかりではいけません。
 
セロトニンもまた蛋白質でできています。
 
魚(青魚)や肉類なども摂りましょう!
 
 
大豆製品は、
蛋白質もトリプトファンも含有していますので、
ウツには最高の食材です。
 
朝しかりと炭水化物をとって、
日光を浴びると午前中に気分が回復するということです。
 
ですから冬季は、
朝食はしっかりといたしましょう。
 
忙しい時には、バナナ1本でもいいですよ!
 
 
朝食にバナナ、夕食に納豆で、乗り切りましょう。
 
 

【今日の一言】

 
身体を冷やす食べ物は病の素 noukatuNoriko
 
バナナは体を冷やす食材です。
私は、冬季はレンジで20秒ほど温めて食べています。
 
★寒性食品は、温めてもその性質はかわりません。
冷たいままたべると、
さらに体を冷やしてしまうのでよくありません。
 
 
冬場のアイスクリームはいただけないですね!
 
 
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朝日を浴びてましょう。
と私自身に言い聞かせています。
何故なら
寒の入り以来、
夜明けの氏神様参りを怠っています。
 
 
だからか部屋が
片付けられないのでしょうかしら!? 
 
 
食欲はあるのですが・・・
ただ怠惰の私がいるのです。
 
忘年会や新年会などで、
崩れた生活リズムを調え、
パランスの良い食事をとりもどし、
「ウインターブルー」にならない様
寒の強いこの時期を乗り切ってまいりましょう
 
明日は、立春です。
あなたが「ブルーな私」でないことを願っています。
 
 

笑顔で明日を迎えられます様に、

今日の日を無事に過ごせたことに感謝して

これにて、お開きといたします。

 

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