【脳活通信50】酷暑の熱中症予防は万全ですか?

梅雨明け以降、猛暑日が続いています。

 

ご存知のことかと思いますが、

 

この記事は、酷暑の熱中症対策について、

要点を紹介いたします。

 

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目次

【熱中症とは】

熱中症とは、

暑い環境や体温が下がりにくい環境で起こる、

体の異常のことをいいます。

7月の中旬から8月上旬にかけて発症のピークを迎える熱中症は、
体内における熱の産出と体外への熱の放散のバランスが崩れてし
まい、体温が上昇してしまう状態を指します。

 

かつては、

夏の暑さや炎天下で具合が悪くなったり倒れたりする状態は、

日射病などと呼ばれていました。

 

 

また、

以前は重症度に応じて熱疲労、熱けいれん、熱射病 など

と呼ばれていました。

 

2017年現在では、必ずしも熱が加わる灼熱(しゃくねつ)のような状況でなくても発症する恐れがあることから、「熱中症」と一括りにして呼ばれるようになりました。

 

熱中症は炎天下での運動などで発症しやすいことが知られていますが、

乳幼児や中高年者の方が熱帯夜にエアコンを使用せずに寝ているうちに

発症することもあり引いては死に至ることもあります。

 

炎天下での災害復旧ボランティア活動では、

熱中症と共に、感染症などにも注意が必要となってきます。

 

 

 

昨日は、小学生が野外活動の授業後、

疲れたと言って病院に搬送され、

熱中症で亡くなっています。

 

もし、あなたが、屋外でのお仕事でしたら、

小まめな休憩と、水分補給、塩分補給をお忘れなく

充分にご自愛頂きご活動くださいませ。

 

熱中症はどの様な時に発症するのでしょうか、

調べてみました。

 

【熱中症発症の原因】

熱中症になる要因には、

環境要因・身体要因・行動要因の3つがあります。

 

環境要因:気温が高い、湿度が高い、日差しに当たっている、風通しが悪い、など。

身体要因:乳幼児、子ども、高齢者、脱水状態、など。

行動要因:炎天下で活動する、水分や休憩がとれない、日陰などで休まない、など。

 

熱中症の要因は、

体温が上昇して体温調節機能のバランスが崩れ、

体内に熱が溜まってしまうことです。

 

体温が上昇した場合、

人の体は適度な体温を維持するために、

汗をかいたり皮膚温度を上昇させたりして

熱を体外へと放出します。

 

この機能が損なわれることで熱中症が生じます。

 

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【熱中症の症状】

『熱中症診療ガイドライン2015』参照

 

①生あくび。

②強い口渇感。

③頭痛。

④嘔吐。

⑤疲労感。

⑥虚脱感。

⑦意識障害。

⑧痙攣ケイレン。

⑨せん妄。

⑩小脳失調(ことばのもつれ、手のつかいづらさ、
めまい、歩行時ふらつきなど)

⑪高体温(深部体温 >40℃)。

⑫立ちくらみ、顔のほてり。

⑬筋肉痛や筋肉のけいれん、足がつる。

⑭倦怠感ケンタイカン (けだるさ、体がぐったりし、力が入りにくい状態)。

⑮汗のかき方がおかしい
(何度拭いても汗が出る、もしくはまったく汗が出ない状態)

⑯体温が高く皮膚が赤く乾いている

⑰呼びかけに反応しない、おかしな返答をする

⑱自分で動けない、水分補給ができない 。

⑲過呼吸。 など

 

特に、
呼びかけに反応しないなど意識障害がみられる場合には,

重症である可能性も高いため、

速やかな治療が必要となります。

 

 

【救急車は限りある資源】

近年、救急車の出動件数・搬送人数はともに増えております。

 

救急車119を呼び、その間の応急処置をしなければなりません。

           夏の急病…熱中症予防と応急処置

 

救急隊の現場到着までの時間も平均8.3分と遅くなっていて、

救急車は限りある資源です。

 

タクシー代わりに使わない様にしたいものですね!

 

 

 

【救急車を呼ぶ時の5つのポイント】

1.救急車を呼ぶときの番号は「119番」。

 

もし救急車を呼ぶべきかどうか判断に困ったとき時は、

お住まいの市町村に救急相談窓口があります。

成人の場合、「#7119」で救急相談窓口があります。

小児の場合、「#8000」で小児救急相談ができます。

救急車を安心してみんなで利用することができるようにしたいものです。

 

2.救急車が到着するまでの時間の応急処置が命を救います。

応急手当が必要な場合、消防本部から指示されます。

 

大切な人を救うために、

普段から正しい応急処置を身につけておくといいですね。

夏の急病…熱中症予防と応急処置

 

 

3.応急手当をする以外にも人手を集めよう。

応急手当をしている人以外の人は、

救急車が来そうなところまで案内に出ると、到着が早くなります。

 

4.救急車を呼んだら、こんなものを用意して置きましょう。

①診察券や保険証

②お金

③靴

④普段飲んでいる薬とお薬手帳

⑤乳幼児の場合、

上記に加えて母子手帳・紙おむつ・哺乳瓶・タオルを用意しましょう。

 

5.救急車が到着したら伝えること。

①事故や具合が悪くなった状況。

②救急隊員が到着するまでの状態の変化。

③行った応急処置内容。

④持病や具合の悪い情報。

⑤かかりつけ医。

⑥普段飲んでいる薬。 など

 

先ずは、熱中症にならないことが大事ですね。

 

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【熱中症にならない生活習慣】

①小まめに水分と塩分をとること。

 

 

②屋外での活動は、長時間にならない様に、

20分間活動で10分間の休息時間をとりましょう。

 

③睡眠不足にならないこと。

 

④朝食を抜かないこと。

 

⑤ファストフード、菓子パンなどで、

栄養不足にならないこと。

 

⑥ダイエットをしないこと。

 

⑦二日酔いにならいこと。

 

⑧冷たい飲み物より、スイカやバナナ、

夏野菜で体の火照りをとりましょう。

 

⑨コーヒー、紅茶、緑茶、ビール など

は、熱中症予防にはなりません。

 

 

アルコール類は利尿促進で脱水症になりやすい飲み物です。

 

それを冷やして飲むと、更に身体の芯を冷やしてしまいます。

 

コーヒーを1杯飲んだら

2杯以上の水を補給しましょう。

 

 

血液サラサラになる薬をお飲みの方は、

アルコール類はご法度です。

 

熱中症もですが、

動脈硬化が進行します・・・

中高年者は重々自重してください。

 

風呂上がりの「冷えた缶ビール一杯」は、

気分的には、スッキリ感はあるでしょうが、

その一口で、

脳は、危険を察知・・・体内は大騒動状態

になります、

 

充分に心してお飲みください。

 

ではでは

今日はこれにてお開きといたします。

 

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あなた様の日々の健康に、お役に立てば幸いです。

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